セラスの「あの日あの時」が描かれます。
男二人組によって警官だったセラスの両親は銃殺。
隠れていたセラスは我を忘れてフォークで反撃するのですが、結局おなかの辺りをうたれて瀕死。その目の前で母親を死姦されるという思い出したくない、でも忘れることも出来ない過去をゾーリンにあばかれます。
この場面、時系列とか場所とかが、ちょっとよく分からないのですが、書斎で父親がまず殺されて、母親にセラスがダイニングの扉の向こうに隠されて、それから母親が殺されて、セラスが飛び出して撃たれて…と言う理解でいいのでしょうか?
そうすると父親の銃殺はセラスは実際には直接見てはいないと思うのですが、どうなんだろう?あくまで幻覚なのでその辺は事実とはちがうのかもしれませんが…なんにせよ、セラスはチェーダース村以降もすさまじい人生(?)ですが、子供のころも凄まじかったっ!!
(そもそも1巻第1話で本人が認めている通り「まさか処女」だったのはこの事件、特に母親の件が影響しているのかも…とついついうがった見方をしてしまいます。)
そしてひとりで踏ん張って、オフェンスはっていたセラスでしたが、ここにきて心がズタズタ。完全に戦意を失ってしまいます。
こうなるともうワンサイドゲーム。
ゾーリンの鎌に左腕をおとされ、背中から刺され、目もつぶされてしまいます。(それにしても「ボギャッ」って…痛)
いよいよゾーリンがセラスにとどめを刺そうかという時に、血を流しながら「うるせえぞドブス」とつぶやくベルナドットさんの足が見えたところで、おしまい。
今回はとにかく、セラスが心身ともに痛いお話。
そしてゾーリン姐御、体は男勝りなのに、性格はかなりのねちねち系だった!!(苦笑)