いよいよです。

もう扉絵のベルナドットさんの顔見ただけで泣けてきます。


セラスはもうズタボロ。いよいよとどめを刺されそうになったところで、ベルナドットさんが割って入り、セラスを助けるわけですが、一体ベルナドットさんいつのまにゾーリンの背後をとったんだろう???

そしてゾーリンをはり倒したあと、セラスを担いで円卓会議室に逃げ込もうとするのですが、すでに負傷している上に、死にかけSSに太もも撃たれて、コチラもボロボロ。さらに背中をゾーリンの鎌でとどめ刺されて、三つ編みもとけてしまって、もう落ち武者状態です。

セラスはこの時すでに目をつぶされていますが、まさに血涙のうちに初チューです。

このときの隊長の笑顔をセラスに見せてやりたかった(涙)

考えてみれば、6巻p184の隊長の笑顔がセラスが目にした最後の生きた姿。7巻ではセラスにとって隊長は、声と感触と、においと、そして血の味だけですから切なすぎるっ!!

そしてついに「俺を喰って いっしょにやっつけようぜ セラス」という言葉を最後に、ベルナドット隊長絶命。

吸血鬼にとっての血液の意味について彼がどこまで理解していたのかはよくわかりませんが、それにしてもホントいいおとこっぷりです。

第2話で、「俺だって本当は死にたかねえよッ」といっていたコトを考えると、絶命直前の遠のく意識の中での、「こいつ守って死ぬんなら べつにいい」で結ばれるモノローグは、本当にベルナドットさんの人となりと、セラスへの思いが伝わってきて、号泣ものです。

ラスト、セラスの絶叫のうちに隊長のタバコの火が消えたところでひとまず幕。

両親が殺された時にも声を上げて泣かなかったセラスのこの反応も、隊長への思いがいかに深いものだったかをよく表しています。

そして愛する人とわずかに触れ合った直後に、相手を失うという…しかも末期の言葉が…というところで次回へっ!!

(それにしても、アーカードやインテグラ、そして今回のベルナドットと、セラスはここまで自分から喰いにはいきませんが、ホント「据え膳」が多いですな)

 

HELLSING 7巻第5話   

11/04/06


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