ロンドンを照らす満月に黒い影。
ミレニアムの飛行船団がついにロンドン上空に現れます。
飛行船の中では、少佐が「万願成就の夜が来た 戦争の夜へようこそ!!」とまぁ、似合いすぎるセリフを吐いてます。
ミレニアム総員うらーうらーで、大もりあがり。
一気に攻撃開始かと思いきやホチキス止めの『対英上陸戦第2次あしか作戦のしおり』!!!しかも「ロンドン大爆発!!ぶっちぎりバトルヴァンパイアーズ」の項ですよ〜。何か妙に懐かしい(?)光景のあと、少佐からゾーリンブリッツ中尉に作戦命令が下されます。
すなわち、ミレニアム大隊のうち、ツェペリン2と1個中隊をゾーリンの指揮のもとヘルシング本部への先遣隊とすることが言い渡されるのですがそれにしても麾下(きか)なんてむずかしい…汗
1個中隊というと200人程度でしょうか。この兵力で、強攻を避けるように指示するということはヘルシング機関のロンドン市街への移動さえおさえればよしということなのでしょうが、100人もいないヘルシング本部にこれだけの兵力をさくということは、少佐がいかにヘルシングを警戒しているかがよくわかります。
実際ゾーリンの「アーカードのいないヘルシングなど赤子同然」という言葉に、少佐首を横にフルフルふって、「強攻するな」と釘をさします。
ここで改めてインテグラとセラスの紹介(?)がなされているのですが、少佐、ホントにこの2人を高くかってます。
とくにセラスについては「奇跡のような存在」といっていますが、これってどういう意味なんでしょう?
解釈はいろいろあるかと思いますが、私はセラスの「血を飲まない吸血鬼」という点を指して言っているのではないかと考えています。(多分こんな変な吸血鬼はセラスが初めてなんじゃないかなぁ…)
ちなみにゾーリンブリッツ*という名前ですが、刃物の町ゾーリンゲンからとっているのかもしれません。
(デスサイズみたいな大鎌もってますしね)
で、居残り組はというと、ロンドンを片っ端からたいらげるべく「乾杯!!」とともに帝都への攻撃開始。
事態をよく呑み込めていない人々の頭上に爆弾の雨がふり、大打撃!!
つづいて降下開始!!というところで次回へ!!
*追記(20110125)
ネットでみるかぎりソーリン・ブリッツのつづりはZorin Blitz。
ちなみにゾーリンゲンのつづりはSolingen。
Blitzはドイツ語で稲妻のこと。
かの有名な電撃作戦はBlitzkrieg(blitz+krieg)
*訂正(20110126)
6巻読み返してたら第6話の扉絵に「Zooling Bliz」とありました。不勉強ですんません(汗)