昨夜はクリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」DVD鑑賞。

(以下若干ネタばれ)


エラそうなこと言いますが、脚本が上手いです。

朝鮮戦争で心が傷つき時が止まっている上に、加齢に加えて、吐血で未来ももう幾ばくも無いことがあきらかな、家族の絆の無いポーランド系移民のオジジと、恐らくベトナム戦争後に渡ってきたモン族の家族。そして父親のいないモン族の少年は、未来を描けず、ギャングになる気にもなれず…という設定を下敷きに、オジジが報復の終わりなき連鎖をたちきり、少年に未来をもたらそうとする物語なのですが、舞台こそ現代のデトロイトですが、基本西部劇に他なりません。

なので、西部劇スキーさんにこそおススメ。

私としては、最期を覚悟したときのオジジの祈りの言葉が一番印象的でした。

あの言葉があったからこそ、オジジの捨身の行為にリアリティが出たと思います。

というわけで、ちょっとオススメ映画です。

それにしても、ビンテージカー…未知の世界でした…


  (更新)Gardenに2月20日までのイラスト整理。

 

グラン・トリノ

12/02/21



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