いよいよ最終巻であります。(う〜ん、すでに感慨無量。)
9巻からひきつづき、大尉vsセラス&中の人(笑)。
隊長の覚醒をきっかけに、一気に巻き返しをはかったセラスでしたが、それでもやっぱり大尉は強かった!!!
「こりゃあたまんねぇな 化物だ」って、隊長…あんたがそれを言うか?という突っ込みはさておいて、大尉が狼男・人狼であることがはっきりするわけです。
人狼というと、「満月に毛がぼーぼーのびて狼に変身して大暴れ!!」とか「銀の弾丸にうたれると死ぬ」などの設定が普及しておりますが、これまでにも触れたように、かつて人狼と吸血鬼はとても近い関係と考えられていたものの、ウィキによれば満月や銀の弾丸に関してはどうも20世紀に入ってからうまれた設定のようです。
(実際、参考文献巻末の『ドラキュラ』関連調査資料には19世紀の出版物の抜粋も記載されているのですが、毛皮を脱ぎ着したりするなど、今日の我々の持つ「人狼」のイメージとはちょっとズレを感じます。)
さて、話は戻って…
上からバラバラと落ちてくるものの中に、金歯をみつけたセラスと隊長は、あらためてナチスの正体は「殺し屋の徒党」であることを実感するわけですが…
「ハッ あんまり笑かすなよ!!」って??
「笑かす」って、隊長、関西人かと思ったのは私だけ?
「笑わす」を「笑かす」っていうのは関西弁だとばかり思っていたのですが、ちがうのかな???
それにしても作られた吸血鬼の精鋭部隊(ヴェアヴォルフ)のなかに本当のヴェアヴォルフが混じっていたということですよね〜。大尉が少佐に従っているいきさつ…気になります。
…と、ここで、大尉はセラスに銀歯(切り札)を蹴ってよこします。「死にたがりの戦争犬」と「犬」とはいいつつも、やはり大尉はアーカードがさげずむ「狗」ではないということですな。
それにしても「あたしん中でタバコ吸わないで下さい」はいいですね♪
スモーカーだらけのHELLSING、しかもインテグラもがっつりヘビースモーカーにもかかわらず、吸っている本人のたちの前では何も言わなかったのに、ここに来てこのセリフですよ!!
すでに夫婦の様相です(笑)
だとするとゾーリンは仲人か、愛のキューピッドか??(爆)
さて、ここからはセラス戦いながら常にいい表情。
戦いの進行の中で、セラスのフキダシと、隊長の吹き出しもしまいにはくっついてますしっ!!
そして遂にチェックメイト。
セラスが大尉に噛み付いて、かげ(?)が大尉に侵入、動きを封じたところに、中の人が銀歯を左手で大尉の胸にたたきこんで、認識票(?)がまっぷたつになって、大尉の絶命を予感させるところで次回!!!
(う〜んそれにしても隊長まるでスタンですよ〜。)