(今回は第7話・第8話の一部もりあわせ。)
突然のセラスの覚醒に、ゾーリン部隊はガタブル状態。
「こいつは一体何だ」なんて言っておりますが、このセリフ、HELLSINGでは死にフラグです。考えてみたら2巻のルーク(p92)、5巻のリップヴァーンの部下(p97)も同様のセリフを吐いてます。
戦っている相手の正体を理解していなければ、勝機なんてありえないということでしょうか。
覚醒して血染めの御衣装のセラスは、もう動きからして今までとは違いますから、p105やp111あたりのデフォルメもどんどん過激になってます。
まさに1コマ1コマが「動く絵」です。
そしてついにゾーリンをとらえたセラスは、ゾーリンの指を喰いちぎった際に「お前の血など一滴一片一ML(マイクロリットル)たりと飲んでやるもんか」と言います。
さすがに芝居がかってますが、いくら据え膳でも、そうそう安易に喰いつかないグルメな、というか潔癖なセラスならではのセリフです。
最後のあがきでゾーリンは再びセラスの記憶をあばこうとするのですが、セラスとベルナドット隊長の記憶・心が混ざりあっている様子に、心底驚いている御様子。
(そんな心の中にハルコンネンの精もチラリみえるところはご愛嬌♪
それにしても、なんと言う密着カポーだっ!!…爆)
どうやら吸血鬼と言っても、「作られた吸血鬼」であるゾーリンにとって、血を吸うということに、こんな深い意味はなかったということでしょう。
セラスの心の中にまであらわれたシュレディンガーによると「血液とは魂の通貨 意志の銀板」ということですから、アーカードだったらどうなんだ…というのは後々の伏線。
(それにしても、ベルナドットさん、もしも死ぬ前にセラスに喰われてたらグールになってたんだろうなぁ…そんなことにならなくてよかったよかった)
というわけで、次回へ続く〜