それでは7巻最終話のつづきです…
ヴァチカンのやりようを見て、インテグラは「裏切ったなマクスウェル!!」とお怒りの御様子なのですが、アンデルセンにいわせると、異教徒相手なら全然OKとのこと。ただし、
「マクスウェルお前は今 神に司える事をやめた
神の力に司えている!!ええ?そうだろう?マクスウェル大司教よ?」
と、神父さまえらくご不満です。
このセリフの「司える」はルビは無いのですが「つかえる」と、今まで脳内で何気なく読んでいたのですが、そもそも「つかえる」は「仕える」という漢字表記が一般的ではないでしょうか。
そして本来「司」の訓読みは「つかさどる」。
今更ですが「大司教」にからめた、ヒラコーオリジナルの表記だったんだなぁ…と気がつきました(恥)
そして、大司教命令でインテグラの即刻拘束連行命令が伝えられるのですが、ジャカジャカジャカジャカッって…みるとこのコマ、このページ(p170)全員マル眼鏡だしっ!!(爆)
このマル眼鏡祭にセラスが合流。インテグラに状況報告がなされるのですが、ギュラギュラしているセラスを見て、「吸血鬼になったのだな」は
よしとして、「ベルナドットを吸ったな」と一目で見抜いたインテグラはさすがです。
それにしても、p174のセラスの笑顔、まるで愛の成就をみた乙女っぷり全開ですよ!!(見ているコチラが照れてしまいます〜)
つづく「わたしはもう何もおそろしくありません」というセリフにしても、アンデルセンの前ではいつも冷や汗ダーダーだったセラスの変貌ぶりには目を見張るものがあります。
そしてついに大将ご入場。
「黒禍が来るぞ」とうれしそうなアンデルセンですが、この「黒禍」は辞書的な意味はちょっと不明。「ダークで禍々しいヤツ」くらいの意味なのでしょうか?
このころマクスウェルは、戦況をイマイチ掌握しきれず、テンパっているところへ、ドーバー全域が霧に覆われ、戦艦イーグルを見失ったこと。さらにテムズ川を幽霊船がさかのぼってくるという報告が入電します。
それにしてもこの時代に穿孔テープ!!
60〜70年代のすごいコンピューターのイメージといえば、オープンリールのごっついメカと、そこからニョロニョロ出てくるこのテープですよね。
しかも大司教直接読んでるし、やはりただ者ではありません!!
13課の演題のウラにはこんな泣かせるメカを搭載していたとは!!
…とびっくりしつつ、もうちょっと話は続きます…