いやはや早いもので、年度末。
今日はちょびっと時間が出来たので、かなりご無沙汰のHELLSING精読〜!!
ついにヘルシング本部建物内に、ゾーリン部隊の突入を許してしまい、建物内はまさに地獄絵巻の様相です。
あらためて1巻と見比べてみると、その画面の変貌ぶりには目を見張ります。あの頃はまだ画面が白っぽいというか、華奢なんですよね〜(笑)
それが今ではとにかく1コマ1コマが濃いっ!!
吸血鬼SSが廊下をp3などで「ギャッ ギャッ ギャッ」と移動してきますが、この表現、振り返ってみれば、2巻p67でバレンタイン兄貴がすでに「ギュカカカカッ」と披露してくれているのですが、このときはまだグール達と対照的に敏捷であることを示しているに留まっていて、動きの線が直線的。
(3巻p154トバルカインアルハンブラ戦では、アーカードがホテルの外壁を屋上に向かって上る時に同様の表現が見られます。)
5巻では、リップが放つ魔弾がこれに近い動きを見せるのですが、コチラは何せ「弾」なので動きの線は細いです。
それがこの7巻、p15にしてもそうですが、動きの線にカーブがついて太さにも変化がついて「吸血鬼独特の動きのすごさ」がホントによく伝わってきます。
ディフェンスメンバーのうち、B棟の方は吸血鬼SSの侵攻に耐えきれず、ベルナドット隊長達が待つ円卓会議室に合流することをあきらめ、通信を切ってしまいます。
円卓会議室の方でも弱音吐きまくってます。
「インテグラもアーカードも俺たちを見捨てやがった!!」なんて、傭兵らしからぬセリフですが、ベルナドット隊長はこれを一喝。
とはいえ、隊長も認めている通り、オフェンス(セラス)を信じるしか無いというかなりキビシー状況です。
ゾーリン部隊の攻撃は凄まじく、ウォルターさんの書斎も、インテグラの執務室も次々と吹っ飛ばされ、その中をゾーリン姐御が余裕で歩いてきたところを一矢報いるべく、先程ベルナドット隊長に最後の通信をしたメガネさんがゾーリンをねらいうつのですが、SSに阻止された上、ゾーリン姐御のご不興をかってしまいます。
そして「ぞる」っとでてきた姐御の腕からフナムシのごとくせまりくるモジモジっ!!
もう見ただけで、「こんなの自分には描けんなー…汗」ってカンジです。
そしてメガネさんの前に突如普通にお部屋が!!
「なにこれ?」なところで、次回へ続きます…
そういえば、「ぞる」って、HELLSINGにでてくるオノマトペの中でもかなり印象的ですが、初出はおそらく6巻p59のアンデルセン神父のコマ。
バケモノなカンジを表すこの表現が、吸血鬼ではなく(一応)人間なアンデルセン神父に最初に付されているのはちょっと意外なような、納得なような…(笑)
…というわけで、再開のHELLSING精読ですが、まだ少しリアルで時間が取りにくい状況なので、次回はいつのことやらですが、しばしお待ち下さいませ〜。(ペコリ)