セラスの放った銃弾がゾーリンの右頬をかすったために、術がとけて、ジャイアント・ゾーリン消失。ほっとしたのもつかの間、この隙をついた吸血鬼たちは、地面にナイフを突き立てて、これを足場にすることで地雷原を突破。ついにヘルシング本部への侵入を許してしまいます。
やっぱりグールと違って、吸血鬼頭いいです(笑)
アーカードは腰重いけど、吸血鬼って全体にきびきび動きますし…
これで、ワイルドギースは吸血鬼との白兵戦という圧倒的に不利な状況に追い込まれたため、兵力を集中、セラスをオフェンスに押し立て、残りはディフェンスに回ります。
ここで、セラスとワイルドギースメンバーの分かれの前のしんみりしたシーンになるはずが、ここはあくまで三の線。
おさわり&ちゅー攻撃です(笑)
でも後の展開を思うと、セラスとベルナドットさんの「空振りちゅー」ですでに泣けてきちゃいますよ〜…(おろろ〜ん)
さらにつづく、ワイルドギースのメンバーの会話も、あくまで死を「覚悟」してはいても、「生」をあきらめてない彼らの心意気がにじむようで、いい味出してます。
「いよいよヘルシング本部内での死闘が繰り広げられる!!」というところで、6巻これにておしまい♪
それにしても、(前話によれば)小丘の斜面の向こうにゾーリン部隊はいたはずなので、おそらくは丘のかげにいて直接は見えないはずのゾーリンに命中させたセラスはエラい!!さすがドラキュリーナ♪
距離としてどのくらいはなれていたのかはともかく、セラスのスナイパーっぷりは繊細さでは遠く及びませんが、それでも松本大洋の『ナンバーファイブ吾』のビクトルとか、佐藤亜紀の『戦争の法』の千秋を思い出しちゃいました〜。(…ってこの辺、話通じるといいんですけど…汗)