最近、原発の事故関連のニュースを浴びるほど見ていて、中学校の社会科の先生の言葉を思い出しました。

「今、君たちが勉強しているのは殺されないためです。」

当時は、「おおげさだなぁ」と思ったのですが、放射能漏れに対する風評など、無知から来るとしか思えないような世間の反応を見ていると、確かにそうかもと思えてきていました。

小学校、中学校の義務教育は、「心を豊かにする」などという悠長なものではなく「目でしっかり見て、耳でしっかり聞いて、きちんと判断して、行動できる人間」の素地を形成するという、もっとずっと「差し迫った必要」だ、と申しましょうか…

自らの命を絶った福島の野菜農家の方のニュースを見て、あのときの先生の言葉が、もっとぐっと、のどもとに突きつけられた感じがしました。

極論

11/03/29


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